見せかけだけでも恋人が欲しい時ってあると思うんです。
その事情や目的はさまざまだと思うのですが。
「カモフレ」は正に、誰かに自分の恋人のフリをしてもらいたいという人には必要な存在です。
自分が出会い系サイトで「カモフレ」を募集して目的を果たした経緯についてお話しします。
元カノを見返してやりたくて出会い系サイトでカモフレを募集しました
僕が「カモフレ」を作ろうと思ったきっかけは、元カノにひどいフラれ方をしたことです。
3年間付き合った彼女は、いつもプレゼントをねだる時だけ連絡したり甘えてきたりしました。
セックスも彼女が機嫌のいい時にたまにする程度でしたが、自分は彼女が大切だったので我慢しました。
彼女が生活費が足りないという時は、結婚前提の付き合いだしとお金を払って助けてあげました。
ところが、ある日彼女から突然別れを告げられたんです。
心当たりがなく彼女に連絡をしようとしましたが、全く連絡がとれなくなりました。
すると、共通の知人が彼女のSNSのアカウントを教えてくれました。
初めて見た彼女のSNSのページから、衝撃の事実を知りました。
彼女は少し前から他のイケメン男性と付き合っていたんです。
高級な外車の写真や、高層ホテルでの2ショットの自撮り、最近ではダイヤの婚約指輪の写真までがあり愕然としました。
裏切られたショックから立ち直れずにいました。
こんな最悪な彼女と別れられてよかったと思うようしましたが、なんとか彼女を見返してやりたいと思いました。
男らしくないとはわかっていましたが…
とはいえ、冴えない自分には見せかけだけでも恋人になってくれるような女友達は残念ながらいませんでした。
そこで、出会いといえば最終手段である出会い系サイトを使うことにしました。
「恋人同士になりきってくれる人を探しています。おいしい食事奢ります。アダルト一切なしです」という書き込みをしました。
すると、少し年上の女性、Sさんが興味を持ってメールをくれました。
事情を聞かれたので説明すると、「わかります!私も昔そういう女に当時の彼氏をとられたことがあって、今でもムカつきます。一緒に見返してやりましょう!」と共感してくれました。
出会い系のカモフレのおかげで彼女を見返すことができました
出会い系サイトで快くカモフレになることを承諾してくれたSさんは、宝石販売店で働いているそうで年齢よりも若く見えるスラッとした美人でした。
「販売業をしていると休みが不規則で出会いがないの。職場は女性ばかりだし、お金がかかりそうと思われるのか男性が寄ってこないし…」と愚痴を言っていました。
確かにSさんは高嶺の花という雰囲気があり、男性からは近寄りがたい印象を持たれそうでしたが、見た目とは裏腹にサバサバしていて魅力的な女性でした。
まずはSさんにアドバイスされながらSNSのアカウントを取得しました。
そして、Sさんの指導のもと憧れていたリア充ライフを綴りました。
加工アプリを使ったSさんとの自撮り写真は、冴えない自分もなんだかイケメンに見えるし、元から顔立ちの良いSさんは元カノとは比べものにならないくらいの美人に見えました。
Sさんの見立てで選んだ服を着た自分は、我ながら別人のように垢抜けて見えました。
Sさんの乗っている高級車で出かける写真や、Sさんが自分の働いているお店で購入した豪華なジュエリーを「大切な彼女へのプレゼント」という言葉とともに投稿しました。
元々カモフレとして付き合い始めましたが、Sさんのさっぱりした性格と、自分の知らなかった世界に楽しい毎日を送ることができました。
元カノのことも忘れかけていた頃、元カノが彼氏に捨てられたらしいという噂を聞きました。
いい気味だとは思いましたが、もうあまり興味がありませんでした。
すると、元カノから突然連絡が来ました。
「やっぱり私には◯◯しかいないってわかった。私と別れて無理して違う人と付き合ってたんだよね?」という図々しい内容でした。
どうやらSNSのページを見ていたようです。
自分はいろいろ言ってやりたいこともありましたが、「俺は彼女が大切だからもう連絡してこないで。二股をするようなことはしたくない」ときっぱり拒絶しました。
カモフレを利用したことは男らしくないと思いましたが、元カノを見返すことができた瞬間でした。
まとめ
カモフレのSさんは、元カノに仕返しできたことを自分のことのように喜んでくれました。
うれしい反面、Sさんとの楽しいカモフレ関係が終わってしまうのかと寂しい気持ちになりました。
けれども、その後もSさんとは友人として飲みに行ったり食事に行ったりしています。
Sさんのアドバイスのおかげで女性にモテるようにもなりました。
Sさんには本当に感謝しています。
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