「ソフレ」は「セフレ」に比べるとまだ世間の知名度は低いのではないでしょうか。
ソフレとは「添い寝フレンド」の略で、添い寝だけしてセックスをすることはない関係です。
男性側からするとあまりメリットがないように思われます。
けれども、世の中にはソフレを必要としている女性は意外と多く、僕もソフレがいたことがあります。
その時の体験談についてお話しします。
僕のソフレ体験談
ソフレって女性はよくても男性には難しそうですよね。
女性と添い寝をしていたら、つい手を出してしまう男性が多いんじゃないでしょうか。
僕になぜソフレがいたかというと…実は僕はゲイなんです。
と言っても、男性と肉体関係を持つことにもそこまで関心はありません。
幼なじみの女性Eは、昔から僕の特別な性質を知っていて受け入れてくれていました。
Eは社会人になってから結婚している上司と不倫をしていました。
僕はよくEの悩みを聞いていました。
Eと上司の不倫関係は2年ほど続きましたが、一方的に別れを切り出されてしまったようです。
Eは取り乱して、僕の前でいつも泣いていました。
「奥さんと別れて私と一緒になるって言ってくれたのに」と未練を断ち切れない様子でした。
Eはさらにリスカもするようになり、心を病んでしまい不眠症になりました。
僕はEが心配になり、ある夜一晩中一緒にいてあげました。
枕元でEの体をさすってあげていたら、「一緒に寝よう」と言われました。
もちろん僕には女性に対して性欲はなく、Eもそれをよくわかっているのでそんなお願いをしたのだとわかっていました。
僕は「いいよ」と言ってEの隣で一緒に寝ました。
すると、Eは安心したようにすやすや寝息をたてて眠りました。
久しぶりに見るEの穏やかな姿に、僕は心から安堵しました。
それからも、Eの気持ちが落ち着くまで時間のある時にはEの家に行き、一緒に添い寝をするようになりました。
Eと添い寝をしていると、子供の頃に戻ったような気がして僕も癒されました。
そして数ヶ月後、Eはすっかり元気になり新しい彼氏ができました。
今度はもちろん独身で、誠実でEを大切にしてくれてる人でした。
僕はEとの添い寝が心地よかったのでちょっと寂しい気持ちはありましたが、Eが幸せそうで安心しました。
Eはその後彼氏と結婚しました。
僕はEを祝福し、幸せを祈りました。
けれども、1年ほどたつとEからまた連絡がくるようになりました。
Eの夫は長期出張で不在がちのようでした。
Eは、「旦那が浮気をしている。
辛い」と泣いていました。
浮気をしている確証はないものの、かつて不倫をしていたEは余計に不安が募るようでした。
因果応報と言われればそれまでかもしれませんが、またEが精神的に不安定になり始めたので心配になりました。
Eに頼まれて、Eの夫が出張で不在の日にはまた添い寝をしに行くようになりました。
Eは僕が添い寝をしていると落ち着くようで、よく眠っていました。
そんな時、今度はEが夫から浮気を疑われることになりました。
「昔から付き合っていた男がいたんだろう。
今も俺がいない間に家を出入りしていることを知っている」と言われたそうです。
Eは正直に僕のことを説明したそうです。
僕のおかげで元気になって結婚できたことも話したそうです。
Eの夫は素直に僕に感謝できなかったようですが、僕にEをとられると焦ったのか、その後はEをまた大切にしてくれるようになったようです。
こうしてまた僕はEのソフレの役目を終了してしまいました。
僕がEのソフレになるときはEが精神的に不安定な時なので、ソフレとして必要されない時の方が平和だともいえます。
まとめ
僕はソフレとして必要とされる珍しいタイプの男性ではありますが、ソフレがいることで癒されたり救われる女性もいるようです。
なかなかソフレの役目を果たせる男性はいないかもしれませんが、身近な女性に必要とされたら可能な限り力になってほしいと思います。
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